市民が支えるこれからの図書館

縦割りの弊害を廃して地域資源を活用しよう!

滝頭コミュニティハウスの図書室
滝頭コミュニティハウスの図書室
横浜市は1994年に基本計画「ゆめはま2010プラン」で、図書館を1区に1館つくり、その後地区センター等とネットワークしていくと公表しました。しかし、現在もネットワーク化は実現していません。
磯子区には蔵書検索ができる公共の図書が、上中里、杉田、根岸の各地区センター、滝頭コミュニティハウスの4ヶ所あり、磯子図書館を含めると5ヶ所になります。これは磯子区とほぼ同じ人口をかかえる鎌倉市の図書館数と同じです。これらをネットワークして、貸し出しが自由にできるしくみをつくることができれば、市民にとっては大変利用しやすいものになります。財政難を理由に図書費は削減されていますが、縦割り行政の弊害を無くし、物流などをNPOやボランティア団体が担えば、経費削減は可能ではないかと考えます。
また横浜市の小・中学校の図書館には司書や専門員がいません。司書や専門家を置くことで、子ども達の利用が大幅に増えたという他都市の例もあり、子どもと本をつなぐ人の存在が重要です。