国政フォーラム報告Ⅰ

市民の自治する力が政治を変え社会を変える

磯子市民ネットは、衆院選で民主党の中林美恵子さんを推薦することを決定し、7月20日に中林さんを招いて「国政フォーラム」を開催しました。ネット会員をはじめ、地域で活動する市民約30人が集い、さまざまな立場から意見を述べました。
利権の政治をつくり変えるために、政権交代は必要ですが、政治家にお任せにしない市民の自治する力がないと、政権交代は単なる看板の架け替えに終わってしまいます。選挙のときだけでなく、政治に関心を持ち意見を言う市民を増やすこと、市民社会を強くすることによって、政治を変え・社会を変えることができる確信しています。
フォーラムに集った皆さんのご意見の一部を紹介させていただきます。

意見その① 市民は被害者・犠牲者意識を脱して真の「主権者」に!
衆院解散の翌日が皆既日食とはうまくできた話。太陽神はこの国の混乱ぶりに呆れて天照大神のように岩戸に隠れてしまった。
世論調査で民主党が圧倒的に優勢だが、ホームランの手柄でなく相手チームのイージ・エラー、ベンチと選手の対立という「敵失」の賜物にすぎぬ。選挙前の人気が数年後に見る影もなく凋落してしまうのは麻生氏だけではない。あの小泉ブームはどこに行った?福田氏は?安倍氏は?・・・
考えれば太平洋戦争だって国民の支持のもとで始まったのだ。熱狂した昨日を忘れ自分が選んだ政治家に悪態をつき空しさを嘆くパターンをいつまでも続けていいのか。「国民はそのレベルにふさわしい政府を持つ」という金言を思い出そう。そして「政治家と商人にはダマされる方が悪い」という中国人にも学ばなければならぬ。
天の岩戸の頑丈な扉が開き世界が明るくなったのはアメノウズメノミコトの機知とタジカラオノカミの腕力によってだった。被害者・犠牲者という気楽で寝心地のいいベッドで愚痴をこぼす状態から飛び出そう。主権者として「やればできる」自信を取り戻し、政治家以上の知恵と実力を蓄えて彼らを使いこなそう。戦後すでに六十数年、まずは自分のアタマで考え自分のコトバで話すことからやり直さなければなるまい。(岡村在住 男性)