チェルノブイリ原発事故から28年目のアピール行動

チェルノブイリ原発事故から28年目の426日、伊勢佐木町で花とチラシを配布し、脱原発のアピール行動を行いました。毎年この日に有志が集まり続けてきた行動です。

この事故で放出された放射能は8000kmも離れた日本にも降り注ぎました。摘み取りの季節だったお茶から1kgあたり227ベクレルのセシウムが検出され、生活クラブでは独自基準の下供給を停止しました。その時のお茶はマヨネーズの瓶に詰められ今も保管されています。

この事故をきっけとして私たちは原発について多くのことを学びました。いったん事故が起きれば広範囲に放射能は降り注ぎ真っ先に犠牲になるのは子どもたちであること、原発は廃棄物処理が確立していないトイレなきマンションであること、原発がなくとも電気は足りること等々です。これらは今も何一つ変わっていません。

そして3年前再び世界を震撼させる福島第一原発事故がこの日本で起きてしまったのです。私たちは放射能が広範囲に降り注ぎ、大勢の人たちが健康や生活を奪われ、脅かされて続けている現状を目の当たりにしました。

伊勢佐木町の行動でも、危ない原発は今すぐやめるべきこと、無責任な政府や東電への怒り、除染作業に行っている子どもが心配なこと等、様々な人と話をすることができました。

国は2012年に30年代に原発をゼロにする目標を掲げましたが、4月のエネルギー基本計画では原発ゼロは消えてなくなり、安全が認められれば再び動かすとしています。また原発輸出も進められています。

今度こそ過ちを繰り返す訳にはいきません。「原発が動いていなくても電気は足りています。私たち一人ひとりの少しずつの節電で事足りるのです。それでもあたなは、大勢の人たちに犠牲を強いてでも原発が必要だと思いますか?」この問いを大勢の人に投げかけ、共に行動していきたいと思います。