日本の政治風土を変えるために女性議員を増やそう !

東京都議会は、女性議員に対して複数の自民党議員が女性蔑視のヤジを浴びせた問題について「信頼回復と再発防止に努める」という内容の決議案を可決し閉会しました。他のヤジ発言者の特定やヤジ発言者の辞職を求めることはせず、事実上の幕引きを図ろうとしています。「なぜこれくらいのことで大騒ぎされなければならないのか」「議員辞職なんてとんでもない」というのが自民党議員の皆さんの思いなのではないでしょうか。

27年前横浜市議会でも神奈川ネットの女性議員がゴミ問題について質問すると、「そんな話を台所でやれ」とのヤジが飛んだそうです。議会は、27年前も今も市民の常識とはかけ離れた古い男社会なのです。

私たちは、議会に市民の常識、女性の視点を持ち込むために、議会の非常識を公開するために、自分たちの代表を議会に送り出すことを決意しました。今回もヤジを受けた女性議員がツイッターで発信したことによって問題が表面化し、人格否定、女性蔑視の発言として国内外で取り上げられることになったのです。

日本の政治風土を変えるために、今回の問題をうやむやにすることなく議員の特定と処分をしっかりと行ってほしいと思います。また、女性をもっと議会に送り出す必要があります。東京都議会の女性議員は127人中25人(約20%)、横浜市議会では86人中10人(約12%)に過ぎません。

男女共同参画、女性の労働力活用、子育て支援、ワークライフバランスなどの政策が語られるなかで、まずは議会という決定の場に女性を増やすことが重要なのではないでしょうか。私たちはこれからも女性議員を誕生させることに挑戦していきます。