東日本大震災 復興まつりに参加
昨日、パシフィコ横浜臨港パークで開催された「東日本大震災 復興まつり」に参加しました。生活クラブ生協・神奈川の主催で、コロナ禍での中断を挟んで11回目の開催です。復興を支援するとともに、地震や津波、原発事故による被災の記憶を共有し、共に安心安全な未来を築くことを目的としています。
会場では生産者による焼きカキやスペアリブ炭火焼き、牛タン串焼き、おでん、肉まんなど美味しいお店、生活クラブ生協の安心安全な食品や環境にやさしい生活用品の出店がずらりと並び盛況でした。ステージでは被災地からのメッセージやウクライナのカテリーナさんのバンドゥ―ラの演奏と歌、アカペラライブなどが行われました。
神奈川ネットワーク運動は、東北の被災地の物産品の販売、子どもたちによるエコバック作りと横浜ノースドックに関するアンケート調査を実施しました。まつりの会場である臨港パークから海を隔てた目と鼻の先の瑞穂ふ頭に横浜ノースドックがあります。昨年1月に日米2プラス2(外務・防衛担当閣僚会合)で、横浜ノースドックに米陸軍の揚陸艇部隊約280人と13隻の小型揚陸艇を配備することに合意し現在進行中です。物資等の保管・搬出入業務から部隊拠点へと役割が変わり、台湾や尖閣諸島の有事に対して実践的な任務を担うことになると懸念されます。一昨日には米軍横須賀基地に原子力空母ジョージ・ワシントンが大規模整備を完了して、オスプレイや最新鋭ステルス戦闘機などを搭載して配備されました。日米一体化した軍備の増強が進んでいます。
また、被災地では女川原発が再稼働されようとしています。東北各地には福島原発事故による放射性廃棄物が未だに未処理のまま保管されています。原発の廃炉作業は困難を極め、核燃料サイクルは頓挫し、放射性廃棄物は増え続けるが最終処分場はないという状況で、原発の再稼働・新設を進めようとしている国のエネルギー政策は問題です。
今年9月に能登半島地震が発生し、改めて日本は地震国であることを実感しました。しかし、復旧作業は思うように進まず、被災者は未だに不自由な生活を強いられています。改めて市民生活の安全安心のためには政治の役割が重要であると思い知ります。粘り強く脱原発、軍事に依らない平和の構築を訴えていきます。