20万市民の意見を無視して住民投票条例案を否決!

カジノの是非を問う住民投票を求める直接請求を審議する臨時の市議会が、6日から8日に開催され傍聴に行ってきました。本会議では傍聴席から怒号が飛び交い、8日には退場者まで出るなかでの審議でした。必要数の3倍を超える署名数を添えた請求に対して、たった3日の審議で自民・公明の反対で否決されました。

市長は住民投票について「意義を見出しがたい」という意見を付けて条例案を議会に提案しました。横浜では二元代表制が機能していて、市民の代表である市議が議論して進めている、選挙で選ばれた市長と市議に任せておけということです。2017年7月の市長選で林市長はカジノ誘致は「白紙」とし、2019年4月の市会議員選挙でも推進派の議員は誰もカジノ誘致に言及していません。選挙の争点になっていれば、住民投票を求める必要はなかったわけです。自民党議員は、区域整備計画が示されなければ、市民に事業内容を理解していただくのは難しいと言っていました。事業者が選定されてから後戻りすることはできません。そもそも詳細な事業計画がわからないのになぜ誘致を急ぐ必要があるのでしょう。コロナ収束の見通しが立たず、コロナ後の社会・経済状況は確実に変容すると言われています。神奈川県でも連日感染者数が最多を更新し、非常事態宣言が発出されている状況で、市議会では「ばくち場」誘致の話をしているというのは滑稽と言わざるを得ません。

次は今年7月の市長選です。諦めずに声を上げていきましょう!

1/6市庁舎前